カワセミは鮮やかな水色の体と長いくちばしを持つ小鳥で美しいエメラルドグリーンの色が特徴です。

野鳥撮影のきっかけ鳥と言われカメラ機材沼へお誘いしてくれます。

カメラメーカーの影の営業部長はカワセミだと僕は思っています。

以下にカワセミの生態や撮影方法のオススメついて詳しく説明します。

カワセミの生態

カワセミはヨーロッパ、アフリカ北部からインド、東南アジアにかけて広く分布しています。

日本では亜種カワセミが生息し、北海道で夏鳥、他の地域では留鳥として1年中見られます。

全長は約17 cmでスズメより大きいくらいの最小のカワセミ科の種です。

頭から尾にかけて背面が鮮やかな青緑色をしており、耳羽と喉は白く腹は明るい褐色です。

主食の魚を捕まえるための長いくちばしも特徴的です。

河川や池などの水辺に生息し、飛ぶ際に高い鳴き声(ピーッピーッ、キィーッキィーッ)を出すことがあります。

魚や水生昆虫を捕まえる際に水中にダイブし、獲物を岩や枝に叩きつけて脳震盪を起こしおとなしくしてから飲み込みます。

繁殖期にはオスがメスに獲物を与える求愛給餌を行い巣穴で卵を産み育てます。

メスが巣穴で卵を産み、オスが餌を運んで育てます。

カワセミの見つけ方

インターネットで情報を探すと意外と近くの自然公園の池にいます。

池に三脚立てたバズーカーのようなレンズを使っているカメラマンがいたら間違いないかと。

カワセミを含む野鳥全般に言えますが、日の出から2〜3時間が野鳥のモーニングタイムで活発です。

カワセミは比較的日中であれば1〜2時間に1回は食事するので、生息池や河川を見つければ観察はしやすい野鳥です。

またカワセミは特定の木の枝に止まることが多いです。カワセミのお気に入りの止まり木を探しましょう!糞だらけだったりします笑

生息池を見つけたらまずは観察

初めてカワセミを見つけた時は無我夢中で写真撮りたくなっちゃいますよね!

でもはじめは我慢!

初めての場所ならまずは観察です。

カワセミは行動パターンが比較的単調なのでよく留まる枝や池に飛び込む位置を把握しましょう。

撮影機材の準備

はじめは観察しながら枝や止まり木にいるカワセミを撮影して下さい。

とは言ってもスマホのカメラでは厳しいです。

カワセミは小さく猛スピードで飛ぶのである程度の機材は必要です。

止まり物だけならコンデジ(高倍率ズーム)でOKですが、動体を撮るなら一眼レフカメラかミラーレスカメラと望遠レンズ(焦点距離35mm換算400mm以上)が必要です。

35mm換算??400mm??とわけわからない人はとりあえずレンズに400mm以上の数字が書いてあるオートフォーカス(以下AF)レンズを用意しましょう。*もちろんお持ちのカメラに対応したレンズ

今後の記事で野鳥撮影初心者おすすめセット等紹介予定です。

記事が出るまで待てない方はコメント下さい!

行動パターンが読めたら動体撮影

カワセミ撮影をしていれば、やはり水中ダイブや飛翔写真を撮影したくなりますよね!

しかしこれは少し難しい。。

ですが今の時代は腕がなくても機材があれば撮れます!昔なら腕で何とかしろっ!でしたが笑

比較的安い機材でも最近のカメラは楽に撮らせてくれます。

カメラ.レンズ以外で揃えた方が良い機材

次はカワセミのダイブや飛翔を撮るなら用意したい機材になります。

一脚、三脚

カワセミはいつ飛び出すかわかりません。

時には一時間近く枝に止まりっぱなしの時もあります。

望遠レンズをつけたカメラは重いので身体のために用意した方が良いですしブレ防止になります。

雲台

飛翔中は追いかけるので水平を維持しブレを抑えるために必要です。

おすすめはビデオ雲台、ジンバル雲台です。

自由雲台は水平維持ができません。

照準器

カメラのファインダーで猛スピードで飛び回るカワセミを追うのは困難です。

整準した照準器があると簡単にカワセミを中心に合わせ続ける事が可能になります。

僕は最初照準器無しではじめましたが、100枚撮ってマトモな写真は5枚あるか無いかでした。

常連の大先輩方に照準器を勧められて使ってみたら、、、100枚中50枚くらい見れる写真になりました!

動体撮影方法

色々設定はありますが、初心者のうちは以下の設定を推奨します。

撮影モード

シャッター速度優先モード

このモードはシャッター速度のみ自身で調整し後はカメラ任せで撮影するモードです。

はじめはAFエリア内にカワセミを入れ続ける事だけで精一杯のはずです。

カワセミは速い動きをするため、被写体ブレを防ぐためシャッタースピードは1/2000〜1/4000秒以上が必要です。

露出設定はiso感度も含めカメラに任せましょう!

AFモード

AF-C or サーボAF

シャッター半押かAFONボタンを押している間はAFし続けてくれます。動体撮影では必須設定です。

AFエリア

中央付近を中心に少し広いエリアにするかオートエリア

カメラは特殊な設定をしない限り中央部を優先でAFします。なるべく中央に照準しましょう。

連写

カメラの最高設定秒間10-20枚くらいがベスト)

最近では秒間40枚以上撮れるカメラもありますがバッファメモリが詰まり連写が止まる可能性があります。また撮れすぎても写真の整理が大変。地味に大変です。10-20枚がちょうど良いと思います。

撮影!!

これで撮影準備完了です。

あとはカメラを信じて照準器で追いかけながらシャッターを切るのみです!

はじめはうまくいかない事もありますが続けていけば会心の一枚がそこにあるはずです!

僕は最初はイケポチャ(ダイブ)した所に照準器を合わせて浮上し始めたらAFON→シャッター押しっぱなしを繰り返し連写していました。

最後に

カワセミ動体撮影は少し難しいかもしれません。

ですが諦めずに何度も挑戦し撮影に成功した時は最高にアガります!

帰ってパソコンの前でニヤニヤしながら現像できます(大半はボツ写真ですが)

ぜひカワセミから野鳥撮影に沼ってくれたら嬉しいです!