カメラ・レンズ何を買おうか悩んでいる時が一番幸せと感じているセゼログのハイセです!
初めて野鳥撮影用にカメラやレンズの購入を検討されている方は悩まれると思います。
よく初心者ほどフラッグシップ機だ!とか初心者なら型落ち中古で十分だ!とか色々な意見がネット上で見られます。
本当に野鳥撮影はずっと続ける趣味なのか?まだわからない状況で何十万円もするフラッグシップカメラが必要なのか?100万円以上するプロレンズが必要なのか?
結論から言います!
フラッグシップカメラやプロレンズは必要ありません!
もちろん経済的に余裕のある人はいっちゃってOKですが、初心者がプロ機を使いこなせるか疑問です。
また最近のエントリー機ではプロ機なみの機能が備わった機材が充実しています。
それらエントリー機からはじめてカメラの性能を使い切れた時こそフラッグシップカメラを扱い切れる腕を身に付ける事になります。
トータルコストで考えれば最初から良い物で揃えてしまう事が良いかもしれませんが、カメラやレンズは沼ってなんぼ!
それもカメラや野鳥撮影の楽しみの一つだと僕は思います。
それでは以下に沼の入口となる初心者おすすめカメラ・レンズの組み合わせをいくつか紹介します。
Canon EOS R10+RF100-400mm F5.6-8 IS USM
EOS R10は小型ながら高性能で野鳥撮影に向いているミラーレス一眼カメラボディです。解像度は約2400万画素でオートフォーカス性能も連写性能もフラッグシップ並の性能であり鳥瞳検出AFも備わっています。
RF100-400mmは望遠レンズとしては軽量でAF速度も早く、手ぶれ補正も優秀です。EOS R10と組合せることで焦点距離最大640mm(35mm換算)として使うことが可能です。10mくらい離れた小鳥でもそれなりの大きさで撮影可能です。
とても優秀な組合せですが、バッテリー持続時間が短かったり連写事のバッファメモリーが詰まり安かったり多少の弱点もあります。バッテリーの予備を用意する事を推奨します。
予算は新品で約21.5万円、中古で約17万円(2024年4月現在)
Panasonic LUMIX G9PRO+LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.
G9PROは2018年に発売されたマイクロフォーサーズセンサー機種のフラッグシップミラーレス一眼カメラです。2023年にmarkⅡが発売されたばかりですが、今だに十分な性能を兼ねそろえたカメラです。当時他社製品よりAF速度が弱いと言われていたパナソニックルミックスシリーズですがG9PROは当時のフラッグシップだけあり今でも通用するカメラだと僕は思います(僕は今でも現役で愛用中)
EOS R10のセンサーサイズはAPS-CでG9PROのセンサーサイズはAPS-Cよりも一回り小さいマイクロフォーサーズです。センサーサイズは大きいほど受光面積が大きくなり高画質、低ノイズになりますが最近の画像処理エンジンのおかげもありマイクロフォーサーズでも十分に綺麗な写真が撮影できます。
LUMIX G VARIO 100-300mmはボディとの強調制御手ブレ補正が優秀で望遠端時の開放F値5.6と比較的明るく写りが良い印象で、焦点距離35mm換最大600mmで撮影することができ価格も控えめでおすすめです。
予算に余裕がある人は写り及びAF性能がワンランク上のLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.がおすすめですが価格は倍以上になります。
予算は中古で12〜13万円(2024年現在ボディの新品は入手困難)
Nikon COOLPIX P950
ネオ一眼と言われるレンズ一体型のデジタルカメラ。なんと35mm換算で2000mmの光学83倍ズームを持ち歩きサイズのボディに搭載しています。遠くの被写体(野鳥)を引き寄せて撮影する事が可能です。
センサーサイズは1/2.3型でマイクロフォーサーズの二回り小さいサイズになります。一般的なコンパクトデジタルカメラと同等で画質面ではやや不利ではありますがSNS投稿やスマホ鑑賞であれば十分な画質だと思います。
AF性能は静止物なら問題ありませんが飛翔中の野鳥を撮影したりする場合はコツが必要です。
テレコンバーター無しで焦点距離換算2000mmは他ではなかなか無い機能なので検討の価値は十分にあると思いますが、レンズ交換はできないのでステップアップの際にはボディごと一新する必要があるということが懸念点です。
2024年現在予算は新品で約9万円、中古で約8万円と比較的低予算で野鳥撮影をはじめることが可能です。
まとめ
おい!フルサイズセンサーカメラが無いじゃないか!と思われた方はすでに次のステップへ進んでいる方だと思います。今回はあくまで野鳥撮影を始めたい方向けの記事になります。
僕が使用したことのあるミラーレス3機種の組み合わせを紹介しましたが、一眼レフを含めるとまだまだおすすめなセットはあります。
しかし時代はミラーレス一眼時代。メーカーもレフ機はほぼ生産終了となっています(PENTAXだけは一眼レフで頑張っている!そして素晴らしい機種がある!PENTAXを語ると長くなるので割愛)
ミラーレス一眼はエントリー機でも、少し古い機種でも十分な機能が備わっているので野鳥撮影初心者にはおすすめです。
今回紹介した中ではG9PRO個人的におすすめです。余裕のあるかたはmarkⅡで全然OKですが初代G9PROは扱いやすくマイクロフォーサーズのクラスではフラッグシップなので質感も良く所有欲も満たされます!またパナソニックの少しクセのあるコッテリ気味な色使いも僕は大好きです!
バリバリ動体撮影(カワセミやミサゴの飛翔や飛び込みダイブ)など撮影するときはSONY α1を使用していますが、以前はG9PROがメイン機でした!
この記事が初心者向け野鳥撮影機材選びの参考になれば幸いです。