皆さん野鳥撮影を楽しんでいますか?

野鳥撮影は綺麗でかわいい、そしてカッコいい鳥たちを写真で捉える素晴らしい趣味です。

しかし残念な事に野鳥撮影ブーム?からか、最近は残念な行動をするカメラマンを見かけます。

せっかくの素敵な趣味ですので最低限のマナーや心得をあらためて考えていきたいと思います。

以下に野鳥撮影のマナーと心得をご紹介します。

ベテランさんで理解しているつもりでも意外とハッ!とする事もあるかもしれませんよ?

野鳥を追いまわさない!

初めて見る鳥や珍しい鳥を見つけると撮影したい気持ちから追いかけたくなりますよね?

しかし鳥さんの気持ちになって考えてみましょう。

僕たち人間だってカメラと望遠レンズを抱えた知らない人が追ってきたら怖いですよね?必死で逃げますよね?

一緒です。鳥さんも逃げます。どんなにイケメンでも美女でも逃げます。だって怖いもん

逃げると言うことは背を向けます。背を向けられて良い写真が撮れるワケ有りません。

上手いカメラマンは行動パターンを予測し先回りして鳥さんから近づいてきた時に撮影します。

野鳥の巣には近づかない!

鳥さんの種類にもよりますが春から夏にかけて繁殖シーズンです。

巣を見つけても近づかないようにしましょう!特に子育て中の親鳥は神経質です。ストレスから育児放棄する親鳥もいますので近づくのは控えましょう!

かなり離れた場所から超超望遠レンズや双眼鏡であれば観察可能かもしれませんが、人が思うよりも鳥さんは警戒心が高いです。警戒していそうであれば控えるようにしましょう。

餌付けはダメ! 環境を変えることもダメ!

野鳥は自然界で生きる動物です。

個々の力で木の実やムシなどを採餌できないと厳しい自然界を生きてゆく事ができません。

緊急時の弱った保護鳥等以外はエサを与えてはいけません。

また撮影しやすいように止まり木を増やしたり等の行為もダメです!

以前によく通っていた池に久しぶりに訪れてみたら不自然に止まり木が増えていたので散歩中の方に尋ねてみたら、、、なんと常連ベテランカメラマンが設置したと聞きました(皆、ドン引き)

野鳥は環境変化にも敏感です。急に変わると警戒して安全な場所を求めて旅立ってしまう事もあります。

周囲の人や場所取りに思いやりを!

この記事書いていてこれが一番伝えたかった話しです笑(書いていて全然笑えない)

前にこんな事がありました。

親と子供が自然公園を散歩中、望遠レンズを肩がけしたカメラマン(初老)がすれ違いレンズが子供にぶつかりました。子供は道の端を歩いていました。カメラマンはよそ見しながら探鳥をしていたようです。

子供とその親はカメラマンにごめんなさいと伝えましたが、カメラマンは『ちっ』と舌打ちをしました…

皆さんはこの話を聞いてどう思いますか?

実は子供の親は僕です。すごく気分が悪くなりましたし、子供もそのあと公園を楽しめませんでした。

そんな思いをした僕が野鳥撮影にハマるとは思いもしませんでしたが…汗

僕は歩き撮りする時にはレンズを自身の身体にあてるように抱えて歩きます。そうすればすれ違いの人に迷惑をかける事はありません。万が一接触してしまった場合はもちろん素直に謝ります。

また場所取りでもこんな事がありました。

これは僕の隣での出来事ですが、あとから来たカメラマンがズカズカと前に入り三脚を据え始めました汗

あのー?っと隣の人が声をかけましたかガン無視です…僕は当事者ではありませんでしたが気分悪くなり帰宅。

同じ趣味同士、仲良くしろとまでは言わないですが最低限の挨拶とマナーは意識したいですよね!

環境保全を意識する!

野鳥撮影は自然界との繋がりです。

ゴミのポイ捨てや喫煙場所以外での喫煙は絶対やめましょう!

いまだ林道を撮り歩きしているとタバコの吸い殻やペットボトルがよく落ちています。

山林などでは山火事につながる事もありますし、汚い山や池では野鳥も綺麗な所を求めて去ってしまいます。

みんなで意識して綺麗な自然を保ち、いつもの素敵な野鳥さんたちに出会えるようマナーを守りましょう!

まとめ

野鳥撮影は野鳥の気持ちになって楽しめたら良いと思います。

よく言われる『野鳥に撮らせてもらっている』という気持ちが大切だと思います。

無料でモデルさんになってもらっているんですからね!

最低限のマナーを意識することで野鳥や自然に対しても優しい気持ちになり人としても成長できると思います。

僕自身、野鳥撮影や自然風景の撮影をはじめて色々な事に気づかされています。

野鳥撮影エンジョイしていきましょう!